基礎から学べる宇宙天気(第4回/全5回)
民間人や民間企業が宇宙に進出する時代となり、「宇宙天気予報」の重要性が世界的に広く認識されるようになってきました。宇宙ビジネスや宇宙天気予報に関心のある皆さまを対象にした宇宙天気基礎講座を開催いたします。参加にあたって、天文学の専門知識は必要ありません。太陽・地球(磁気圏・電離圏)研究の第一人者から、宇宙空間におけるリスク(宇宙天気災害)や宇宙天気予報の基礎についてお話いたします。ぜひご参加ください。
【受講料】
全5回 10,000円 (以前の受講生: 8,000円)
※見逃し配信も行います(開講中、何度でも視聴できます)。
【日程】
第1回 4月24日(木) 18:00から20:00
宇宙天気入門 講師:柴田一成
第2回 5月22日(木)18:00から20:00
宇宙災害の要因/太陽の活動(1)講師:小原隆博、柴田一成
・宇宙天気を学ぶための物理学[小原]
・黒点、プロミネンス(フィラメント)、フレア[柴田]
第3回 6月26日(木) 18:00から20:00
宇宙災害の要因/太陽の活動(2)講師:柴田一成
・コロナ質量放出(CME)、太陽風、プロトン現象
第4回 7月24日(木) 18:00から20:00
宇宙災害の要因/磁気圏の活動 講師:小原隆博
・磁気圏、磁気嵐、オーロラ、放射線帯
第5回 8月28日(木) 18:00から20:00
宇宙災害の要因/電離圏の活動 講師:小原隆博
・電離圏、電離圏嵐、極域電離圏嵐
【講師】
柴田一成(Kazunari Shibata)
【講師プロフィール】
同志社大学特別客員教授、京都大学名誉教授、一般財団法人花山宇宙文化財団理事長(代表理事)。日本天文学会第49代会長(2017~2019)。太陽および宇宙における激しい活動現象、とくに電磁流体力学、爆発、宇宙ジェットを研究。
<著書>
『太陽の科学 磁場から宇宙の謎に迫る』NHK出版(2010年)- 第26回講談社科学出版賞受賞(2010年)
『総説 宇宙天気』京都大学学術出版会(2011年) 共著
『太陽活動1992‐2003 – フレア監視望遠鏡が捉えたサイクル23』京都大学学術出版会(2011年) 共著
『太陽大異変』朝日新書(2013年)
『太陽の脅威と人類の未来』角川新書(2024年)
【講師】
小原隆博(Takahiro Obara)
【講師プロフィール】
東北大学名誉教授。放送大学宮城学習センター客員教授。東北大学大学院博士課程修了(理学博士)。 文部省宇宙科学研究所助手、情報通信研究機構グループリーダー、 宇宙航空研究開発機構グループ長、東北大学理学研究科教授を歴任。専門は宇宙天気予報、特に地球放射線帯(バンアレン帯)変動予測。 国連宇宙天気専門家会合議長として宇宙天気ガイドラインを纏めた。 田中舘賞受賞。
<著書>
『宇宙環境科学』オーム社 2000年 共著
『Science of Space Environment』オーム社 2001年 共著
『太陽地球系科学』京都大学学術出版会 2010年 分担執筆
『総説 宇宙天気』京都大学学術出版会 2011年 分担執筆
『アシモフ博士の宇宙探検シリーズ(全26巻)』福武書店 1989-1991年 訳
【会場】
オンライン(ZOOMを活用)全国どこからでもご参加いただけます。
【定員】
100名 (先着順)
【対象】
宇宙ビジネスに関わる企業さま、宇宙ビジネスや宇宙天気予報に関心のある皆さま
【主催・お問い合わせ先】
一般財団法人花山宇宙文化財団
E-mail: info@kwasan.kyoto
【協力】
ABLab宇宙天気プロジェクト、宇宙人クラブ、京都大学大学院理学研究科附属天文台