京都花山天文台の将来を考える会 講演会
日時:2026年3月1日(日) 15:00~16:30
場所:京都大学 吉田キャンパス 北部構内 理学部 セミナーハウス
講師:野口 範子(同志社大学 生命医科学部 医生命システム学科 教授、花山宇宙文化財団 評議員)
講演タイトル「超イオウ化で健康長寿〜医学研究とサイエンスコミュニケーション〜」
概要:
私たちヒトを含めて生物は酸素を活用して効率よくエネルギーを得ることに成功し、ここまで発展してきました。一方で、酸素は酸化ストレスを引き起こして、老化の促進や病気の発症に関係します。そこで、生物は優れた抗酸化システムを構築して、酸化と抗酸化のバランスを維持して進化してきました。“超イオウ化”も酸化ストレスに対して有効な抗酸化力を発揮します。私の研究テーマは“酸化ストレスによる病気のメカニズムとその予防”です。このような健康に関わるテーマは人々の関心が高い一方で、エセ科学の標的になりやすい面を持っています。
近年の科学・技術の発展は目覚ましく、高度化・細分化が進み、科学を専門とする人間でも少し分野が違うと理解できなくなります。ましてや一般の人々に関心を持ってもらうことは非常に難しくなってきました。さらに、日本の入試制度において、高校の早い時期に文系と理系の選択を迫られ、大学入学後も異なる分野の学生が出会う機会は多くありません。様々な学部に所属する学生が、科学と社会について議論をする場を作るべく、同志社大学にサイエンスコミュニケーター(科学と社会の架け橋になる人)養成副専攻を開設しました。ここでどのような教育をしているのかについても紹介します。
参加協力費:会員 無料、一般 1,000円

